テンビルEM
メーカー:シプラ
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テンビルEMについて
- 治療と予防のどちらにも使えるHIV感染症薬
- 国内処方のツルバダの後発薬で安価です。
- HIV感染症の進行を抑えて免疫力も向上させます。
- 性行為前の服用でHIVの発症を抑えられます。
- 2つの有効成分が含まれているので1錠でも強い効き目です。
- B型肝炎ウイルスの治療にも使われています。
ツルバダの後発薬テンビルEMは、HIV感染症の悪化を止め免疫力を回復させ、B型肝炎にも有効な抗ウイルス薬です。低コストのジェネリック医薬品開発に力を入れているCipla(シプラ)社より開発されました。
主成分エムトリシタビンとテノホビルジソプロキシルフマルにはウイルスの増殖を阻害する作用があり、感染後の治療に限らず性交渉前の服用でHIV感染を予防することも可能です。この方法はPrEPと呼ばれ、アメリカのCDC(疾病対策センター)で効果が認められました。
通常、HIVの治療はウイルスの耐性化対策として同種の薬を併用しますが、テンビルEMは複数の成分が配合されているため1錠で高い治療効果が得られます。
テンビルEMの特徴
テンビルEMは、抗ウイルス薬でHIV感染症の症状を悪化させず免疫力を高める治療薬です。
HIVウイルスの潜伏期間は長く、ほとんどの人は5年ほど症状が現れることはありません。その分感染に気付きにくく、徐々に免疫機能が低下していき感染症に対する抵抗力がなくなります。自覚症状がないため、無自覚で人にうつしやすい可能性も非常に高い感染症です。
テンビルEMの主成分エムトリシタビンとテノホビルジソプロキシルフマルは逆転写酵素阻害薬の一種で、ウイルスの増殖を阻害してリンパ球の減少から引き起こされる免疫力低下を抑える作用が認められています。HIVウイルスは現在の医療では死滅させることができませんが、服用を続ければHIV感染症の発症と進行を遅らせることができ、特定の23疾患の感染リスクが高いエイズにも有効です。
成分が単一の薬での治療は有効成分への耐性をつけないため複数の薬を併用することになりますが、複合材のテンビルEMは1錠で済ませられて服用の手間と費用が他剤よりかかりません。
現在では、テンビルEMはHIV治療の他にB型肝炎ウイルスにも効果があるとして、医療現場でさらに用いられるようになっています。
テンビルEMの効果
- 効果・効能
- HIV感染症、B型肝炎
- ウイルスの増殖を阻害し免疫機能を上げて症状の悪化と発症を防ぎます。
HIV治療治療薬として使われているテンビルEMは、症状の進行抑制と予防どちらにも効果があります。
1日1錠飲むことで悪化を防げて感染率も下げられるため、すでに罹患している方から、性行為でのHIV感染リスクを避けたい方や仕事の都合でHIV感染のリスクがある方などにオススメです。
HIV感染症は、免疫細胞を破壊するヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染でひどい免疫低下に陥る症状です。なおエイズ(AIDS)は、その免疫低下により肺炎や脳炎など指標となる23の合併症のどれかにかかった状態を指します。
HIVウイルスは血液や母乳、精液、膣分泌液などの体液を介しますので、輸血や傷口に感染者の血が触れる血液感染、授乳により起こる母子感染、性行為による3つが感染源となります。
体内に侵入したHIVウイルスを死滅させることはできないため、治療は3から4種類の抗HIV薬を併用する多剤併用療法が主流となっていて、国内では2005年に出た先発薬のツルバダが使われてきました。テンビルEMも同じ成分が含まれていますので、ウイルス内のHIV-1逆転写酵素を抑制しHIVウイルスを増やさないようにすると同時に低下した免疫力を上げることができます。
テンビルEMの服用方法
1回の用量 | 1錠 |
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1日の服用回数 | 1回 |
HIV-1感染症の治療に使う場合は、1日1回1錠を食後などの毎日決まった時間に服用してください。
発症後は耐性菌発生も防ぐ必要がありますので、テンビルEM単独ではなく複数の抗HIV薬と一緒に飲まなければいけません。
服用率が95%を下回ると、効果が弱まり症状の進行や感染率が上がります。
服用を忘れた場合は、思い出した時点で1錠飲みましょう。まとめて2回分飲むことはできません。1日1錠以上は体に悪影響が出るため、服用量は必ず1日1錠に抑えてください。
HIV感染予防薬としてのテンビルEM服用
HIVにかかっていなくても予防のため抗HIV薬を飲むことを、PrEP(プレップ)と言います。
服用方法は、性行為をする前に1錠服用します。
オンデンマンドPrEPという、性行為の2~24時間前に2錠、性行為の24時間後に1錠、翌日1錠(合計で4錠)飲む方法もあります。
テンビルEMを服用する際の注意
B型肝炎治療薬と同じ成分が配合されているテンビルEMは、服用により薬物耐性がつきHIV感染症への効果がなくなるおそれがあります。
HIVの治療薬としての使用には、HIVに感染していることやそれ以外の感染症にかかっていないことを、医療機関で事前に確認してください。
テンビルEMの有効成分
テンビルEMにはエムトリシタビンとテノホビルジソプロキシルフマル酸塩の2成分が配合されています。エムトリシタビンとテノホビルジソプロキシルフマル酸塩は、どちらも逆転写酵素阻害薬と呼ばれHIVに感染した細胞を増やすHIV-1逆転酵素を制止する作用があります。
体内に入ったエムトリシタビンは細胞内の酵素と反応してリン酸化してエムトリシタビン5-三リン酸に変わり、HIV-1逆転酵素のDNA鎖の動きを止めて、健康な細胞に転写しないようにします。
テノホビルジソプロキシルフマルも同様に、ジエステルが加水分解されることで抗ウイルス剤のテノホビルとして代謝され、テノホビル二リン酸に変化します。HIVに感染した細胞のDNAに入ったテノホビル二リン酸は、DNA複製を阻害しHIV-1逆転写酵素が働かないように作用します。
前述のエムトリシタビンは副作用が弱く安全性が高い成分ですが、単剤の場合は効果を強めるため同じ作用を持つ成分と併せて使われてきました。
HIVウイルスを体内から完全に取り除くことは現在でも難しいこととされていますが、ウイルスの分裂と増殖を抑えて免疫力を高めて症状の進行をさせない治療が主流となっています。
テンビルEMの副作用
- 主な副作用
- 頭痛、悪心、皮膚色素過剰、疲労感など
上記の症状以外に、消化不良や便秘、高脂血症、胃炎、胃腸障害が現れる報告もされています。頻度は高くありませんが、これらの症状が出た場合は服用を止めて医師の判断を仰いで下さい。
- 稀な副作用
- 腎不全、重度の腎機能障害、膵炎、乳酸アシドーシス、急性腎障害、近位腎尿細管機能障害、ファンコニー症候群、急性腎尿細管壊死など
テンビルEMを服用して異常を感じた際は、直ちにかかりつけの医師や内科、専門外来での検査を受けて下さい。
テンビルEMの注意事項
- 服用に注意が必要な人
- テンビルEMに過敏症の既往歴のある方
- 他の抗HIV薬での多剤併用療法を受けている方
- B型慢性肝炎を合併している方
- 妊娠している、妊娠の可能性のある方
- 授乳中の方
- 65歳以上の高齢者
- 併用注意薬
- ジダノシン
- アタザナビル硫酸塩
- ロピナビル、リトナビル
- アシクロビル、ガンシクロビル、バラシクロビル、バルガンシクロビルなど
- ダルナビル、レジパスビル、ソホスブビル
- 服用してはいけない人
- テンビルEMに含まれる成分に対してアレルギー反応が起きたことがある方
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テンビルEMの口コミ