バルクロビル（バルトレックス）

バルクロビルの特徴

バルクロビルは、ヘルペス治療において高い治療効果を持つバルトレックスのジェネリックです。価格が抑えめであるため、ヘルペスの再発予防にもお勧めです。ヘルペスは再発率が高いため、先発薬を毎回服用するよりもコストを抑えることができます。

価格が抑えめであるにも関わらず、バルクロビルとバルトレックスの治療効果は同等で、臨床試験においても高い効果が実証されています。147人のヘルペス患者を対象に、バルクロビルの有効成分であるバラシクロビルを1日2回服用してもらった結果、95.9%の方がヘルペスの治療効果が確認できました。

また、日本性感染症学会は、治療期間が2〜3週間かかる場合でも、バルクロビルを服用することで最短1週間で治癒が可能であると発表しています。

水ぼうそう、帯状疱疹にも有効なバルクロビル

さらに、バルクロビルは水ぼうそうや帯状疱疹の治療にも効果があります。炎症を抑える効果があるため、痛みを軽減することができ、通常は治癒まで3週間かかる水ぼうそうや帯状疱疹でも、バラシクロビルを服用することで約10日程度で治癒することができます。

バラシクロビルの有効成分は、水ぼうそうや帯状疱疹に対しての効果が臨床試験によって実証されており、水ぼうそうの患者349名に対しては99.4%、帯状疱疹の患者2,891名に対しては97.5%の方に症状の改善が見られました。

性器ヘルペスの再発を防ぐバルクロビル

性器ヘルペスの再発を防ぐためにも、バルクロビルの継続的な服用が有効です。再発を抑制できるヘルペス治療薬は限られているため、バルクロビルを症状が発現していない時でも、継続的に服用する人も多くいます。

バルクロビルの効果

効能・効果

単純ヘルペスウイルス感染症、性器ヘルペスの再発抑制、水ぼうそう、帯状疱疹など

バルクロビルは、性器ヘルペス、口唇ヘルペス、水ぼうそう、帯状疱疹などのウイルス感染症に効果がある抗ウイルス薬です。

バルクロビルはウイルスの増殖を抑えることができ、症状の進行を防ぐことができます。特に、バルクロビルを早期に服用することで、症状の軽減や治癒を早めることができます。性器ヘルペスや口唇ヘルペスなどの再発を防ぐ効果もあります。

バルクロビルの服用方法

性器・口唇ヘルペスの治療におけるバルクロビルの服用方法

バルクロビルを性器・口唇ヘルペスの治療に使用する場合、1日2回の服用が推奨されています。1回あたりの服用量は1錠で、朝と夜に服用してください。症状が改善しても、5日間は服用を続けてください。服用を中止すると、再発する可能性があります。また、症状の改善が見られない場合は、医師の指示に従って10日間まで服用を延長することができます。

ヘルペスの再発予防におけるバルクロビルの服用方法

ヘルペスの再発予防のためにバルクロビルを服用する場合、1日1回の服用が推奨されています。3〜6ヶ月間服用し続ける必要があります。

水ぼうそう・帯状疱疹の治療におけるバルクロビルの服用方法

水ぼうそう・帯状疱疹の治療に使用する場合、1回あたりの服用量は1000mgで、1日3回、朝・昼・夜に2錠ずつ服用してください。服用期間は、医師の指示に従って7日間以上服用し、自己判断で服用を中止しないでください。