プリロックス

商品概要

60分の密封塗布で強力な麻酔作用

プリロックスは通常60分、最大120分間、皮膚に密封塗布することで麻酔作用を発揮します。60分の密封塗布により、皮膚の表面（表皮）～真皮までの約2.9mmの感覚を痺れさせて、痛みを感じなくなります。

安全性が高く、子供にも使える

プリロックスは安全性が非常に高く、大人だけでなく子供にも使用できます。

生後0～2ヵ月から使用でき、赤ちゃんへの注射の疼痛緩和のためにも用いることができます。

2つの麻酔成分で射精までの時間を大幅に延長

一般的に用いられている早漏防止スプレーなどは有効成分としてリドカインしか含まれていません。

しかし、プリロックスはリドカインに加え、プリロカインも含まれています。そのため強力な麻酔効果があり、陰茎に塗布すると大幅に感度が低下するので射精までの時間が大幅に延長します。

皮膚の表面の感度を鈍らせるので、痛みや過剰な性的刺激を感じにくくさせます。これらの痛みや刺激を回避したい方におすすめです。

自宅でレーザー治療脱毛などをしたい方に

プリロックスは塗布後、およそ1時間程度は麻酔作用が持続します。そのため、その間は痛みをあまり感じることなく脱毛治療を行うことができます。

ただし、ヒトによっては完全に痛みを麻痺させきれない場合もあるので、痛みを伴う処置をする際は、最初は慎重に行ってください。

特に性的刺激に敏感なタイプの早漏に効果的

早漏にはいくつかの原因があります。

性行為による刺激に敏感で感じやすいことによる早漏の敏感型や、加齢による筋肉の衰えや運動不足による衰弱型、緊張やストレス・プレッシャーによる心因型などがあります。

プリロックスはどのタイプの早漏に対しても効果が得られ、射精までの時間を大幅に延長することができますが、特に感覚を遮断することができるので敏感型の早漏に効果的です。

性交前に塗布することで性行為中による刺激を感じなくなり、射精しにくくなります。

エムラクリームより安価に購入できる

プリロックスは日本で承認・販売されているエムラクリームのジェネリック医薬品です。

同じ有効成分、同じ薬効があり、それでいながら安価に購入することができます。

脱毛などのレーザー施術、注射、タトゥー、ピアスの穴開けなど皮膚に対する様々な施術や治療にもお金がかかるので、安価なプリロックスを購入することでコストを抑えることができます。

プリロックスは皮膚表面の局所麻酔薬です。

主に、医療用として以下の効能・効果で用いられています。

• 皮膚レーザー照射療法時の疼痛緩和
• 注射針・静脈留置針穿刺時の疼痛緩和

また、性行為前に陰茎（刺激を感じやすい部位である亀頭周囲）に塗布することで射精するまでの時間を延長させる早漏防止にも用いられています。

適応外使用ですが家庭用脱毛器、刺青（タトゥー）など皮膚の痛みを回避する目的にもプリロックスは使用されることがあります。

局所麻酔をしたい部位に10cm2あたり1gを目安に塗布します。ポイントは皮膚の色が透けて見えないくらいの厚さに塗ることです。クリームを搾り取る目安として、大人の人差し指の先から第一関節までの長さに出した量が１FTUといわれ、約0.5gとなります。1gであれば2FTUです。

付属のヘラとパッチシールなどで密封し、そのまま60～120分保ちます。（症状や年齢・多重により塗布量や密封時間は適宜増減します。）

規定時間経過したらパッチシールを除去し、皮膚に残存したクリームを清潔なガーゼなどで除去し、その後、レーザー治療や針穿刺などを行います。

損傷皮膚には使用できません。また、粘膜にも使用できません。（使用経験がないため、安全性は確立していません。）

目や中耳に入らないようにも注意が必要です。

プリロックスの有効成分はリドカインとプリロカイン（プロピトカイン）です。

この2つの成分は外用局所麻酔剤といわれるグループに属しています。痛みなどの感覚シグナルが神経を介して脳に伝わる過程を遮断することで痛覚を無くします。

リドカインとプロピトカインは、それぞれ室温では固体として存在しています。それぞれの成分を固体のまま皮膚に塗っても吸収されず、麻酔効果は得られません。そのため、これらの成分の単独処方のクリームを調整する場合には、薬剤に適当な可溶剤を添加して溶解し、液状にしてからクリームにする必要があります。

しかし、プリロックスのようにリドカインとプロピトカインの2つを混ぜると、室温でも溶けて液状の混合物となる性質があり、それによって皮膚への透過率の高いクリームができています。

主な副作用として、紅斑、蒼白、錯乱感、潮紅、硬結、そう痒症、ALT（GPT）増加などが報告されています。

まれに下記のような症状があらわれ、[　]内に示した重篤な副作用の初期症状である可能性があります。

• 不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗、全身潮紅、呼吸困難、血管浮腫（顔面浮腫、喉頭浮腫等）、血圧低下、顔面蒼白、脈拍の異常、意識障害[ショック、アナフィラキシー]
• 痙攣、意識障害、振戦[中毒症状]
• チアノーゼ[メトヘモグロビン血症]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談するよう注意喚起がされています。

プリロックスの使用に注意する人

• グルコース-6-リン酸脱水素酵素（G-6-PD）欠乏患者…メトヘモグロビン血症が発現しやすいです。
• 心刺激伝導障害のある患者…症状を悪化させるおそれがあります。
• 重篤な腎障害のある患者…中毒症状が発現しやすくなります。
• 重篤な肝障害のある患者…中毒症状が発現しやすくなります。
• 妊婦…妊婦または妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用できます。
• 授乳婦…治療上の有益性および母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続または中止を検討してください。リドカインはヒト母乳中へ移行することが報告されています。
• 小児等…低出生体重児を対象とした臨床試験は実施されていません。海外において、特に低出生体重児、新生児または乳児（1歳未満）では重篤なメトヘモグロビン血症が多く報告されています。

併用禁忌

• 特に無し

併用注意

• クラスⅢ抗不整脈剤（アミオダロン等）…心機能抑制作用が増強するおそれがあるので、心電図検査などによるモニタリングを行う必要があります。
• サルファ剤（スルファメトキサゾールエステル型局所麻酔薬、プロカイン、アミノ安息香酸エチル）、硝酸薬（ニトログリセリン、亜硝酸アミル）…メトヘモグロビン血症を起こすことがあります。チアノーゼ等の症状が認められた場合には、プリロックスの使用を直ちに中止し、適切な処置をしてください。
• アミド型局所麻酔剤（メピバカイン、ブピバカイン）、クラスⅠ抗不整脈薬（リドカイン、キニジン）…中毒症状が相対的に起こるおそれがあります。

重要な基本的注意

• 意識障害（気を失う、朦朧状態）などがあらわれやすいので、自動車の運転などの危険を伴う危険を伴う機械の操作を行う場合には、注意が必要です。特に腎機能低下の可能性がある患者（高齢者）は注意が必要です。
• 脱水症状になりやすい患者（腎臓に障害のある方、高齢の方、水痘に罹っている方）では、バルクロビルの血中濃度が高く持続して副作用があらわれやすくなります。そのため、こまめに水分補給を行うように注意喚起がされています。
• 腎臓に障害のある人や高齢者の人は、特に精神神経症状や腎機能障害があらわれやすいので、症状があらわれた場合には、使用を中止し、速やかに医療機関を受診してください。

禁忌（次の方は使用できません）

• メトヘモグロビン血症のある患者［プロピトカインの代謝物であるo-トルイジンがメトヘモグロビンを産生し、症状が悪化するおそれがあります。］
• プリロックスに含まれている成分またはアミド型局所麻酔剤に対し過敏症の既往歴のある患者[再度使用すると過敏症を再発するおそれがあります。]

参考サイト

• 佐藤製薬株式会社_エムラクリーム・エムラパッチ

Q：傷口や粘膜に塗布できますか？

傷口や粘膜への使用は推奨されていません。使用経験が無いため、安全性は確立していません。