マドンナ

商品概要

マドンナの特徴は、高い避妊効果と副作用を起こしにくい安全性です。

従来の緊急避妊法であるヤッペ（Yuzpe）法に比べて緊急避妊効果が高く、安全性にも優れています。さらに、1回の服用で緊急避妊が行えるので飲み忘れや手間を省くこともできるので、現在最も用いられている避妊方法となっています。

ヤッペ法は性行為後24時間に服用した場合の妊娠阻止率はおよそ70％といわれています。また、副作用も起こしやすく、12時間毎に2回に分けて服用するため、他の避妊薬と比較して吐き気の副作用を起こしやすい時間が長いです。

マドンナはそんなヤッペ法よりも妊娠阻止率が高く、吐き気の副作用を起こしにくいです。吐いてしまうと避妊効果が失われてしまうことがあるため、吐き気の副作用を起こしにくいかどうかはかなり重要です。

ただし、あくまでマドンナでの避妊は緊急的な事後対応です。計画的に避妊する場合は、より確実な経口避妊薬の定期服用が推奨されています。

低用量ピルなど普段から避妊対策をしておらず、意図せずして妊娠リスクのある性行為をしてしまった方の使用が適しています。

特に、性行為後72時間以内に可能な限り速やかに服用する方が効果的なため、あらかじめ購入して手元に置いておくのがおすすめです。

緊急事態に避妊できる

基本的には計画的な低用量ピルの服用や避妊用具（コンドームなど）を使用するのが正しい避妊方法です。

しかし、低用量ピルを飲み忘れていたり、あるいは低用量ピルを飲んでいないのにコンドームが取れてしまったり破れてしまったりするなどの装着不備が起きたり、レイプ（強姦）によって望まない性行為をされたなどで妊娠リスクがある方がマドンナを飲むことができます。

継続して低用量ピルを飲むよりは確立は落ちますが、マドンナも高い避妊効果があり、72時間以内に服用することで、望まぬ妊娠を避ける効果が期待できます。

ジェネリック医薬品なので安く緊急避妊薬を購入できる

マドンナは日本の緊急避妊薬ノルレボ錠1.5mgのジェネリック医薬品として製造されています。

日本では、ノルレボ錠1.5mgを手に入れるためには病院を受診して医師に処方してもらう必要があります。しかし、健康保険が使えないため全額自己負担となり、診察料や処方料、薬剤料がかかり高額です。

しかし、マドンナはジェネリック医薬品なので価格が安く、安価に手に入れることができます。

病院を受診する必要もないので恥ずかしい思いをしなくて済む

緊急避妊薬を購入するということは、望まぬ妊娠リスクのある性行為をしたということであり、それを医師とはいえ他人に知られてしまうことになります。しかし、マドンナであれば病院を受診しないので購入することができ、誰にも知られず手元に置いておくことができます。男性の方がパートナーの女性が妊娠しないように購入し、避妊に失敗したときに女性に渡すというパターンもあります。

緊急避妊に用います。

通常、妊娠を望まない場合は、コンドーム、低用量経口避妊薬（低用量ピル）または子宮内避妊用具（IUD）などの使用による計画的な避妊をすべきですが、避妊具の装着不備や破損、低用量経口避妊薬の服用忘れ、レイプなどの望まぬ性行為により避妊措置に失敗したまたは避妊措置を講じなかった場合に限ってマドンナを服用できます。

そもそも妊娠とは、排卵した卵子が精子によって受精し、その受精卵が子宮内膜に着床すると妊娠となります。

マドンナは服用することで排卵するのが抑えられ、それによって妊娠を防ぎます。排卵しなければ、受精の機会が無くなり妊娠しなくて済みます。また、仮に排卵・受精したとしても、子宮内膜の増殖が抑えられているので、受精卵が着床しにくくなっています。

ただし、避妊を確実に保証するお薬ではないです。服用したとしても妊娠する可能性はあります。適当な時期に医療機関を受診するなど、妊娠していないことを確認することが推奨されています。

以前までは性行為後の24時間以内に1錠服用し、12時間経過後に1錠を服用する分割投与が主流の時もありましたが、現在ではレボノルゲストレルとして1.5mg（2錠）を単回での投与が主流となっています。

有効成分は合成黄体ホルモン（プロゲストーゲン）であるレボノルゲストレルです。

レボノルゲストレルは比較的新しいタイプのお薬で、第2世代の黄体ホルモンといわれています。黄体ホルモン作用が強く、緊急避妊薬としてだけでなく、一部の経口避妊薬（低用量ピル）にも配合されています。

主に女性のホルモン分泌系に作用して排卵を抑え、妊娠を防ぎます。また、子宮に作用し、受精卵の着床を防いだり、子宮内に精子を入りにくくしたりする働きもあります。

レボノルゲストレルによる緊急避妊は、WHO（世界保健機関）のエッセンシャルドラッグ（必須医薬品）に指定されており、国際的にも標準的な方法です。

主な副作用として、消退出血、不正子宮出血、頭痛、吐き気、倦怠感、疲労、下腹部痛、めまい、乳房圧痛、眠気、月経の遅延などが報告されています。

とくに消退出血は46.2％、不正子宮出血は13.8％、頭痛は12.3％の患者で報告されています。悪心（吐き気）や傾眠（眠気）、倦怠感も5％以上の患者で起こるといわれています。

併用注意

• 抗けいれん薬（フェノバルビタール、フェニトイン、プリミドン、カルバマゼピン）
• HIVプロテアーゼ阻害剤（リトナビル）
• 非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤（エファビレンツ）
• リファブチン
• リファンピシン
• セイヨウオトギリソウ（St.John’s Wort、セント・ジョーンズ・ワート）含有食品

これらのお薬と併用してしまうと、マドンナの避妊効果が減弱してしまい、妊娠するリスクが高くなってしまいます。

禁忌（次の方は服用できません）

• 過去にノルレボ錠やそのジェネリック医薬品に含まれる成分で過敏症のあった人
• 肝臓に重篤な障害のある人
• 妊娠している人

参考サイト

• ノルレボ錠 | pmda

Q：マドンナを飲んだ後にした性行為であれば妊娠は避けられますか？

A：マドンナは性交後に妊娠を避けるためのお薬で、服用後の排卵抑制効果は5～7日持続しますが、性行為を行うと妊娠する可能性もあります。そのため、マドンナを服用後もコンドームを着用して性行為をするなど適切な避妊方法を講じてください。

Q：72に時間以内ならいつ飲んでもいいですか？

A：早く服用すると避妊効果が高いため、できるだけ速やかに服用してください。24時間以内の服用時の妊娠阻止率は95％といわれていますが、時間経過に伴い妊娠阻止率は下がります。72時間を超えてから服用してしまうと妊娠阻止率は63％に減弱したと報告されています。

Q：妊娠した後に飲んでも効果がありますか？

A：マドンナは妊娠を避けるための緊急避妊薬です。既に妊娠成立後（着床以降）の避妊効果は期待できません。堕胎などにも用いることはできません。