フィンカー

商品概要

フィンカーの特徴は、高い安全性と有効性です。

即効性はないので服用してから効果が得られるまでには少し時間がかかりますが、その分、強力な効果が得られます。

先発品のプロスカーと同量の有効成分を配合しているので、同様の効果が期待でき、前立腺肥大症における排尿困難症状を良好にコントロールできます。

併用禁忌や併用注意など一緒に飲むのに注意が必要なお薬もないので、飲み合わせを気にしながら服用しなくてもいいので安全性が高いです。

フィンカーは加齢などによって前立腺が肥大し、排尿トラブル（尿の切れが悪い、頻繁にトイレに行きたくなる）の症状にお悩みの男性の方におすすめです。

また、適応外の使用方法ですが、有効成分のフィナステリドは脱毛症治療薬としても用いられているので、その効果を期待してフィンカーを服用される方もいます。

排尿トラブルを改善できる

前立腺肥大症は加齢とともに進行します。50歳代で30％、60歳代で60％、70歳代では80％の男性が前立腺肥大症といわれています。

前立腺肥大症では、排尿症状（尿の勢いが弱い、出始めるまでに時間がかかる）、蓄尿症状（頻尿、急激で我慢できない尿意）、排尿後症状（排尿してもスッキリしない、残尿感、下着をつけると尿が漏れて付着する）などがあります。

フィナステリドは服用することで前立腺を縮小させて、これらの排尿トラブルを解消する効果が期待できます。

男性ホルモンを抑えることで様々な効果が期待できる

フィンカーは前立腺肥大症治療薬ですが、有効成分のフィナステリドはAGA治療薬としても有名なプロペシアと同じです。

そのため、服用することで前立腺肥大症だけでなく、男性ホルモンが原因で起こる脱毛症やニキビ、男性型多毛症など様々な症状を改善する効果も期待できます。

フィンカーは男性の前立腺肥大症治療のために用いられています。

有効成分のフィナステリドは日本では脱毛症の治療薬としてしか承認されておらず、あまり知られてはいませんが、海外では前立腺肥大症の治療薬として一般的に使用されています。

前立腺肥大症は男性ホルモンに依存して進行することが知られています。

フィンカーは血液中の男性ホルモンが、前立腺組織に作用するのを抑える作用があります。

前立腺細胞の増殖を抑制し、その結果、肥大した前立腺が縮小します。フィンカーを長期間服用することにより肥大した前立腺が縮小して、排尿困難などの症状を改善します。

α遮断薬といわれるグループに属しているドキサゾシンと併用するとより良い効果が得られるといわれています。

飲み忘れた場合は、気がついた時その日の分を飲みます。2回分を一度に飲むことはできません。

また、参考として同じ有効成分を配合している脱毛症治療薬プロペシアの用法は、通常、男性成人がフィナステリドとして1回0.2mgを1日1回服用します。必要に応じ適宜増量しますが、1日1mgまでとされています。

有効成分はフィナステリドです。

フィナステリドは5α-還元酵素II型阻害薬といわれるグループに属しているお薬です。

5α-還元酵素II型は男性ホルモンであるテストステロンを、より強力な男性ホルモン作用があるジヒドロテストステロン（DHT）に変換する作用があります。

DHTは男性に特異的に存在している臓器である前立腺に作用し、肥大化させる原因です。フィナステリドによってDHTが低下することで、肥大した前立腺が縮小し、それによって排尿障害などを改善します。

DHTは前立腺肥大以外にも、男性型脱毛症やニキビ、男性型多毛症の原因でもあります。

そのため、フィナステリドは男性における抜毛、薄毛など男性型脱毛症（AGA）の進行遅延にも用いられています。

フィナステリドをフィンカーよりも低用量の0.2mgや1mgの服用でAGA治療薬として承認・販売されています。

海外で行われた試験では、フィナステリドを服用5年後の経過を観察したところ、90％で抜け毛進行抑制・改善効果が得られたといわれています。

服用後3ヵ月ごろから抜け毛の減少、生え際に産毛が目立つなどの効果があらわれ、6ヵ月程度で産毛が太くなり、伸びてきます。薄毛も目立たなくなりはじめ、この時期から周囲の人からも増毛したことが気付かれることが多いといわれています。

1年程度で明らかな抜け毛の減少、後退していた生え際の前進、毛量のボリュームを感じられるようになります。

主な副作用として、痒み、蕁麻疹、発疹、血管浮腫（口唇、舌、咽喉および顔面腫脹を含む）、性欲減退などが報告されています。

まれに下記のような症状があらわれ、[　]内に示した重篤な副作用の初期症状である可能性があります。

• 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談するよう注意喚起がされています。

フィンカーの使用に注意する人

• 肝機能障害患者…フィンカーは主に肝臓で代謝されます。肝機能障害患者を対象とした臨床試験は実施されていません。
• 小児等…小児等に対する適応はありません。小児等を対象とした臨床試験は実施されていません。
• 高齢者…前立腺肥大症を対象にした臨床試験では、高齢者と非高齢者において副作用の発現割合に明らかな差は認められていません。しかし、一般的に高齢者では生理機能が低下していることが多いため、副作用を起こすおそれがあります。高齢者における有効性も確立されていません。

併用禁忌

• 特に無し

併用注意

• 特に無し

重要な基本的注意

• 3ヵ月の連日投与により効果が発現する場合もありますが、効果が確認できるまで通常6ヵ月の連日投与が必要です。また、効果を持続させるためには継続的に服用する必要があります。なお、増量による効果の増強は確認されていません。用法よりも多めに服用しても、より強い効果が得られないだけでなく、副作用を起こすリスクを高めるだけです。フィンカーを6ヵ月以上投与しても症状の進行遅延がみられない場合には服用を中止してください。また、6ヵ月以上投与する場合であっても定期的に効果を確認し、継続投与の必要性があるか検討してください。
• フィンカーを妊婦に投与すると、有効成分フィナステリドの薬理作用（DHT低下作用）により、男子胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼすおそれがあります。そのため、フィンカーを分割・粉砕してはいけません。粉砕・破損した場合、妊婦または妊娠している可能性のある女性および授乳中の女性は取扱いできません。フィンカーはコーティングされているので、割れたり砕けたりしない限り、通常の取り扱いにおいて有効成分のフィナステリドに接触することはありません。

禁忌（次の方は使用できません）

• 過去にプロペシアやそのジェネリックに含まれる成分で過敏症のあった人（服用することで過敏症を再発するおそれがあります。）
• 妊婦または妊娠している可能性のある女性および授乳中の女性

参考サイト

• プロペシア錠0.2mg／プロペシア錠1mg
• PROSCAR- finasteride tablet, film coated

Q：フィンカーを割ったり、砕いて服用してもいいですか？

A：フィンカーは服用量を調整するために分割・粉砕することは推奨されていません。有効成分のフィナステリドは女性にとって有害となる場合があり、錠剤を破損してしまうと、本来はコーティングされていて触れることが無いフィナステリドに接触してしまうおそれがあります。

もしも錠剤が破損してしまった場合は、必ず女性の方が触れないように注意を払ってください。