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もっと見る商品名 | クラビット点眼薬 |
内容量 | 1本/5ml |
効果・効能 | 結膜炎や麦粒腫、眼科手術前後の感染予防など |
用法・用量 | 1日3回、1回1滴 |
有効成分 | レボフロキサシン |
形状・剤形 | 点眼剤 |
副作用 | 下痢、腹痛、吐き気、嘔吐、腹部不快感、腹部膨満など |
メーカー | Santen |
発送国 | 香港 |
クラビット点眼液は有効成分が高濃度配合されており、強力な抗菌力が特徴です。
有効成分レボフロキサシンはニューキノロン系抗生物質に属していますが、同系統の中でも水溶性が高い(水に溶けやすい)性質があります。そのため、クラビット点眼液はニューキノロン初の高濃度(0.5%)製剤となっています。
濃度が高いぶん眼組織内移行性に優れ、強力な抗菌効果が期待できます。また、耐性菌の出現も抑えられるといわれています。
クラビット点眼液は従来型の点眼薬(タリビッド)の2倍の抗菌力があるといわれています。抗菌効果には大きく分けて細菌の増殖を抑える静菌的作用と、細菌を殺す殺菌作用の2つがありますが、クラビット点眼液は殺菌的に作用します。
病気の原因である細菌が死滅すれば、患部の炎症がひき、充血や痛みも治まります。
クラビット点眼液は強力な抗菌力がありつつ安全性が高いため、大人も子供もどちらでも使用が可能です。どのような方でも使用できるため、強力な点眼薬をお探しの方におすすめです。
2000年4月~2004年12月に実施されたクラビット点眼薬0.5%の使用成績調査(調査例数6,686例)において、小児の副作用発現率は0.32%であり、15歳以上65歳未満、65歳以上の症例の副作用発現症例率(0.62%、0.81%)と比べて高いものではありませんでした。
そのため、大人も子供もどちらも副作用を起こす頻度は低く、安全に使用することができます。
クラビット点眼液は1本中に薬液が5ml入っています。
1滴点眼するときに出てくる薬液は約50μl(0.05ml)といわれており、5ml容器1本で100滴ほど点眼できます。そのため、クラビット点眼液の用法である1日3回、両眼に点眼すると約17日使用できる計算になります。
しかし、1回に片眼に2滴点眼してしまったり、うまく目に薬液が入らなくてやり直したりするので、実際は約2週間(14日)ほど使用が可能です。
通常、結膜炎や麦粒腫(ものもらい)などの治療、また、眼科手術前後の感染予防に用いられています。
具体的な適応症としては、眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、結膜炎、瞼板腺炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、眼科周術期の無菌化療法です。
抗菌効果を発揮する対象となる適応菌種は、本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、ミクロコッカス属、モラクセラ属、コリネバクテリウム属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、インフルエンザ菌、ヘモフィルス・エジプチウス(コッホ・ウィークス菌)、シュードモナス属、緑膿菌、ステノトロホモナス(ザントモナス)・マルトフィリア、アシネトバクター属、アクネ菌です。
注意点として、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に対する有効性は証明されていないので、MRSAによる感染症が明らかであり、臨床症状の改善が認められない場合、速やかに抗MRSA作用の強い薬剤を使用することが推奨されています。
1回の用量 | 1滴 |
1日の服用回数 | 3回 |
服用間隔 | 4~6時間 |
服用のタイミング | 朝・昼・夕など |
通常、1回1滴を1日3回点眼しますが、症状により適宜増減します。
薬液汚染防止のため、点眼の時、容器の先端が直接目に触れないように注意してください。
点眼後はまばたきをせず、そのまましばらく(1〜5分)まぶたを閉じます。溢れた液は、清潔なガーゼやティッシュで軽くふき取ってください。
他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼してください。別途、医師や薬剤師に他の点眼薬と点眼するときに順番や何分間隔をあけるか指示された場合は、そちらの指示に従ってください。
使用期間の目安として、各種外眼部感染症に対する使用成績調査(2000年4月~2004年12月)では、平均投与期間は18.3日と報告されています。
点眼をし忘れた場合は、気がついたときに1回分を点眼してください。ただし、次に点眼する時間が近い場合は点眼せず、次の通常の点眼する時間に1回分を点眼してください。2回分を一度に点眼してはいけません。
有効成分レボフロキサシンは、日本の第一製薬株式会社(現:第一三共株式会社)において創製されたニューキノロン系抗菌薬です。
従来品のオフロキサシン(タリビッド)を改良して製造されたため、オフロキサシンの2倍の抗菌力があり、幅広い種類の細菌に対して効果があるため、黄色ブドウ球菌などグラム陽性菌のほか、緑膿菌などのグラム陰性菌にも有効です。
細菌のDNA複製を阻害し、増殖を阻害することにより、抗菌作用を示します。
主な副作用として、眼刺激感、眼の痒み、角膜障害(眼痛、見えにくい、眼の異物感)、眼瞼炎(まぶたのただれ)などが報告されています。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した重篤な副作用の初期症状である可能性があります。
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談するよう注意喚起がされています。
A:通常、点眼薬に防腐剤(ベンザルコニウム)が入っている場合はコンタクトレンズを装着したまま使用ができません。クラビット点眼液は防腐剤が入っていないので、理論上はコンタクトレンズを装着したままでも使用は可能です。
しかし、クラビット点眼液の適応である細菌性眼感染症においては、コンタクトレンズ装用が治療の妨げになる可能性があります。したがって、原則的にはハード・ソフトを問わず、いずれのコンタクトレンズもはずして点眼し、少なくとも5~10分間の感覚をあけてから再装着することが推奨されています。
専門薬剤師(研修認定薬剤師)の資格を持つ現役の薬剤師であり、その知識と経験はお薬だけにとどまらず、美容、サプリメント、ダイエット、健康全般にわたります。一人ひとりの健康や美しさを追求するための信頼できる情報を提供しています。※当サイトよりお知らせ:当サイトに掲載される情報は、著者個人の見解や経験を基にしていますが、薬機法(旧薬事法)は行政によって改正・見解が変わる可能性がございます。このため、当サイトの情報に基づく結果によるいかなる損害が生じた場合は、一切の損害賠償責任を負いかねます。ご理解とご了承のほどお願い申し上げます。
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