トリキュラー

トリキュラーの特徴

トリキュラーは数ある低用量ピルの中でも特に人気が高く、国内では多くの婦人科や産科で処方されている経口避妊薬です。

トリキュラーは妊娠の準備を整えるため卵胞ホルモン（エストロゲン）と黄体ホルモン（プロゲストーゲン）の2種類の女性ホルモンを増やし、脳や身体に「妊娠している」と誤認させることで、排卵が起こらないようにします。

それと同時に精子が子宮に入らないようにしたり、受精卵が着床しにくい状態にすることで、妊娠を防ぎます。

避妊成功率は99%を超えます。

トリキュラーは40年以上販売されている薬で、すでに90ヶ国以上で認可を受けており、その実績と効果から多くの婦人科で処方されています。

実際におこなわれた臨床試験では924名の女性がトリキュラーを420日間のあいだ、毎日服用した結果、避妊に成功した女性は920名おり、99％の確率で避妊に成功することを実証しました。

避妊に失敗してしまった4名の女性は3日以上トリキュラーを飲み忘れてしまった方で、正しくトリキュラーを服用した方は全員、避妊に成功しています。

世界で初めての三相性低用量ピルです。

トリキュラーは世界初の三相性の低用量ピルで、三相性低用量ピルというのは卵胞ホルモン（エストロゲン）と黄体ホルモン（プロゲストーゲン）の配合量が異なっている3種類の薬を服用する低用量ピルのことを指します。

トリキュラーは自然な形でホルモンバランスが変化していくため副作用が少なく、身体に対する負担が最小限で済むことが最大のメリットといえるでしょう。

過去には低用量ピルは重い副作用があったり、問題はありましたがトリキュラーが販売されてからそれらの問題は解決し、世界的なヒット商品になりました。

トリキュラーの効果は避妊だけじゃない。

トリキュラーは排卵を抑制することで卵巣や子宮を休ませてホルモンバランスを一定に安定させるため、避妊以外にも月経困難症、PMS（月経前困難症）、子宮内膜症、更年期障害、難治性ニキビなど多くの治療に対して改善効果を発揮します。

トリキュラーの効果

効能・効果

避妊
月経困難症・PMS改善

トリキュラーは自然な形でホルモンバランスを調整し、ほぼ100％の確率で避妊効果を得ることができます。低用量ピルの一種で、黄体ホルモンと卵胞ホルモンを擬似的に増やすことで、脳や体に「妊娠している」と誤認させ、排卵・受精・着床の妊娠プロセスを抑制します。

トリキュラーの服用方法

毎日決められた時間にコップ1杯程度の水、もしくはぬるま湯にて服用してください。トリキュラーを服用する順番はシートの裏面に記載されています。

トリキュラーの使用間隔

トリキュラー21錠の場合

全てのみ終えたら7日間の休薬期間がありますので、その間は生理と同様に出血が起こります。ここまで1周期となりますので、次のシートを同様の順番で飲むようにしてください。

トリキュラーED28錠の場合

22～28日間は大きい白色の錠剤を服用します。この錠剤はプラセボと呼ばれる飲み忘れ防止の成分を含まない偽薬ですので、飲み忘れても問題はありません。

生理日を調整したい場合のトリキュラーの飲み方

トリキュラーのシートの黄色い錠剤を飲む日数を調整することで、生理日を前後に調整することができます。
生理を早めたい場合は黄色の錠剤の服用日数を減らし、生理を遅らせたい場合は黄色の錠剤の服用日数を多くすることで調整できます。

トリキュラーを飲み忘れた場合

トリキュラーの飲み忘れは避妊に失敗するリスクが高まります。1錠の飲み忘れでは避妊に大きな影響はありませんが、飲み忘れに気付いたら早急に飲み忘れた1錠を飲むようにしましょう。

2錠以上を続けて飲み忘れてしまった場合は、トリキュラーの避妊効果が得られない可能性が大きくなります。その場合はコンドームなど他の方法での避妊を行うようにしましょう。
また、トリキュラーの服用を一旦中止して、次の出血が始まったら新たにトリキュラーを順番通りに飲み始めましょう。