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インフルエンザはなぜ流行る?

インフルエンザはなぜ流行る?簡単にできる対策方法を紹介

「なぜ毎年のようにインフルエンザが流行するの?」「どうすればインフルエンザにかからないようにできる?」とお悩みの方に向けて、この記事ではインフルエンザが流行する理由や、自宅でできる簡単な対策方法を紹介しています。

インフルエンザは毎年のように流行の時期を迎えます。時期によって流行の度合いに違いはあるものの、猛威を振るうときは学級閉鎖に追い込んだり何人もの入院患者を出したりするほど凶暴なウイルスです。

仕事や学校で大切なイベントがあり、インフルエンザにできるだけかかりたくないと考えている方が多いのではないでしょうか。インフルエンザにかからないようにするためには、正しい知識を身に付けて対策を行うことが大切です。

本記事では、誰でも簡単に行えるインフルエンザの対策方法について具体的に解説します。

インフルエンザとは?

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスに感染することで起こる気道感染症です。普通の風邪は喉の痛みや鼻水、くしゃみや咳などの症状が中心ですが、インフルエンザの場合は38度以上の発熱や頭痛、関節痛や全身倦怠感などが見られます。

1.インフルエンザの種類

インフルエンザウイルスには、A型とB型、C型の3種類があります。流行を見せるのは、主にA型とB型です。A型とB型で症状の違いはほとんどないと言われています。大きな違いは、A型は人間だけでなく鳥類などにも感染することです。

一方でB型は人間にしか感染しません。通常はA型が流行した後にB型も流行し始めます。C型のインフルエンザは少し特殊で、一度かかると基本的にもう一度かかることはありません。そのため、子どもがかかりやすいウイルスとして知られています。

2.インフルエンザの感染経路

インフルエンザの主な感染経路は、飛沫感染と接触感染の2つです。飛沫感染は、感染している方のくしゃみや咳などによって出るしぶきを吸い込むことで起こります。感染している方の2メートル以内にいる場合は飛沫感染する恐れがあるので注意しましょう。

接触感染とは、感染している方の唾や鼻水などが付着することで感染するものです。ウイルスが手に付着しただけでは感染しませんが、手が口や鼻、目などの粘膜に触れると感染します。

インフルエンザが流行する時期は?

インフルエンザは、流行する時期がある程度決まっています。流行しやすい時期をしっておくことで、対策もしやすくなるでしょう。

1.インフルエンザは冬に流行りやすい

インフルエンザは、冬に流行しやすいことが特徴です。冬は空気が乾燥しており、ウイルスが空中を漂う時間が長くなるため、感染を起こしやすくなります。逆に湿度が高いときは、水分によってウイルスが重くなり地面に落下しやすくなるため、感染しにくい状態になります。

また、冬は気温が低いため鼻やのどの粘膜の働きが落ちてしまいます。鼻やのどの粘膜はウイルスや細菌などの異物が体内に入らないようにする働きがあり、この働きが落ちると感染しやすくなります。

2.夏にインフルエンザにかかることもある

意外かもしれませんが、インフルエンザは夏にかかることもあります。とはいえ、夏にインフルエンザにかかることは非常にまれです。夏はインフルエンザウイルスが増殖しにくい環境が整っているため、通常は大きな流行を見せることはありません。

3.なぜ毎年のようにインフルエンザが流行るのか

インフルエンザウイルスは、とても増殖スピードが速く、さらに次々と型を変えて変異していきます。そのため、一度かかったことがある方でも何度も感染してしまうことがあるのです。感染者の咳やくしゃみなどから簡単にうつってしまうことも流行を招く原因です。

近年のインフルエンザと新型コロナウイルスとの関係性

2019年12月に中国で新型コロナウイルスの患者が報告されてから、一気に世界中へ感染症が広がりました。これまでにない新しいウイルスということもあり、人々の関心は新型コロナウイルスに集中し、インフルエンザはあまり注目されなくなったという背景があります。

1.新型コロナウイルスの流行によりインフルエンザの罹患数が減少した

コロナ禍に入ってからインフルエンザの影が薄れたのは、新型コロナウイルスばかりが取り沙汰された影響もあります。しかし、理由はそれだけではありません。新型コロナウイルスの患者が増えた一方で、インフルエンザの患者が大きく減少したのも大きな理由です。

実際に、コロナ禍に入った2020年冬から2021年春にかけてはインフルエンザの感染者数がこれまでにないほど大きく減少しました。

2019年第36週から2020年第14週ではインフルエンザの推計受診者数が国内推定728.5万人でしたが、2020年第36週から2021年第9週ではわずか1.4万人まで減っているのです。

これは、新型コロナウイルス感染症対策を行った結果、インフルエンザのり関数も減ったと考えられています。

2.現在は新型コロナウイルスとインフルエンザの同時検査が普及している

現在は再びインフルエンザが流行しだしたため、新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスの両方を同時に検査する方法が一般的となっています。

症状だけでどちらのウイルスに感染しているのかを見極めるのが難しいため、両方を検査する医療機関が増えてきたのです。一般の方向けにも新型コロナウイルスとインフルエンザの両方の抗原を検査できるキットが販売されています。

インフルエンザから体を守るための対策

インフルエンザにかかると、人によっては急性脳症や肺炎を起こすことがあります。ここまで重症化しなかったとしても、高熱が出るため多くの方がきつい思いをすることになるでしょう。自分の体を守るためにも、日頃から対策を行っておくことが重要です。

1.マスクを着用する

簡単にできるインフルエンザ対策として、マスクの着用が挙げられます。感染している方の咳やくしゃみによる飛沫を吸い込まないようにするためにも、マスクが有効です。

ただし、子どもの場合はマスクの着用によって発育や発達の妨げとなる恐れがあります。保護者や周りの大人が体調管理を行いながら、必要に応じて着用するようにしましょう。

2.予防接種を受ける

インフルエンザにかからないようにするためには、予防接種が効果的です。予防接種をすることで、発症をある程度抑えることができます。万が一インフルエンザにかかったとしても、重症化を予防することが可能です。

インフルエンザにかかると重症化しやすい高齢者や基礎疾患もちの方は、とくに予防接種が効果を発揮しやすいと考えられています。

日頃からできる対策

インフルエンザ対策には免疫力を上げることも大切

体内にインフルエンザウイルスが入ったからといって、必ず発症するわけではありません。人間には免疫機能が備わっているため、ウイルスを排除しようとする力が働きます。

この働きを高めることができれば、インフルエンザにかかりにくい状態にすることができるのです。では、免疫機能の働きを高めるためにはどうしたら良いのでしょうか。

免疫力の上げ方

1.バランスの良い食事を心がける

免疫機能が十分に働くようにするためには、バランスの良い食事を心がけることが大切です。

免疫の働きと関係があると言われている栄養素には、次のようなものがあります。

  • ビタミンA
  • ビタミンC
  • 食物繊維

これらの栄養素は、次の食品に多く含まれているので意識して食べるようにしてみてください。

ビタミンAビタミンC食物繊維
多く含まれている食品• ほしのり
• パセリ
• にんじn
• モロヘイヤ
• わかめ
• アセロラ
• キャベツ
• キウイフルーツ
• ブロッコリー
• レモン
• こんにゃく
• しいたけ
• わかめ
• あずき
• ドライトマト

このほか、カテキンや乳酸菌も免疫機能を高めると言われています。カテキンは緑茶に、乳酸菌はヨーグルトやキムチなどに多く含まれているので、これらの食品も意識して摂ってみましょう。

2.適度に運動を行う

適度に運動を行うことも大切です。息が上がらない程度の運動を行うと、免疫機能の働きが良くなると言われています。逆に、激しすぎる運動を行うと免疫機能が低下しやすいので注意してください。軽いジョギングやウォーキングなどが適しているでしょう。

3.ストレスを溜め込まない

ストレスは体の健康を維持する上で大きな障害となります。免疫機能を下げるだけでなく、高血圧やうつ病、過敏性腸症候群などの原因にもなるため、こまめにストレスを発散することが大切です。軽い運動を行ったり趣味の時間を取ったりすることでストレスを発散できます。

4.睡眠時間を確保する

睡眠時間をしっかり確保することで、免疫機能の働きを良くできます。睡眠時間があまり取れていない方、質の良い睡眠が取れていない方は今一度日々の睡眠を見直してみましょう。入浴は就寝の2~3時間前に済ませます。寝る前に一度体温を上げておくことで、寝付きを良くできるのです。

睡眠リズムを整えるために朝起きたら日光を浴び、夜は強い光を浴びないようにします。カフェインの摂取にも気をつけましょう。敏感にカフェインの影響を受けやすい方は、就寝の5~6時間前から摂取しないようにしてください。

どうしても寝付きが悪かったり途中で目が覚めてしまったりする方は、睡眠薬を活用するのも1つの方法です。睡眠薬には寝付きを良くしたり睡眠リズムを整えたりするものがあるので、自分に合うものを試してみましょう。

まとめ

インフルエンザは毎年冬に流行します。これは、空気が乾燥していたり鼻やのどの粘膜の働きが落ちていたりするためです。新型コロナウイルスの流行によりインフルエンザはこれまでと比べると猛威を振るわなくなりました。

しかし、近頃では再び流行を始めています。免疫機能の働きを低下させないためにも、バランスの良い食事を摂ったり睡眠の質を高めたりすることが大切です。

睡眠は免疫機能を高めるだけでなく、脳や体を休めたり疲労を回復したりする働きもあります。毎日を健康に過ごすためにも、睡眠の質を高めることを意識して生活しましょう。

参考文献・情報


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