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アバナフィル

アバナフィルは4番目に開発されたED治療薬ステンドラの成分です。
これまでのED治療薬と比較して、最短15分で効き目が現れて食事の影響も受けにくく、さらに副作用が弱い薬として徐々にシェアを伸ばしています。

バイアグラやレビトラ、シアリスの効果を感じられなかった人や、不満を感じた人にオススメできる効果があり、即効性に優れているため性行為のタイミングを選ばず使えます。

確かな効果が立証された成分ではありますが、国内の医療機関ではまだアバナフィル配合のED治療薬は処方されていません。
通販でしか購入できず手元に届くまで数日かかりますので、購入は余裕をもってしてください。
また、服用の際は注意事項に抵触しないよう添付文書を確認するようにしましょう。

アバナフィルの禁忌事項と併用禁忌薬

  • アバナフィル使用で過敏症になったことがある
  • 心血管系の持病があり性行為を止められている
  • 不安定狭心症を患っている
  • 心筋梗塞や脳卒中、重篤な不整脈・冠動脈の既往歴がある
  • バイパス手術などの血行再建術を6ヶ月以内におこなった
  • 低血圧症
  • 高血圧症で治療を受けていない
  • 重度の腎障害をもっている
  • 重度の肝障害をもっている
  • 網膜色素変性症

アバナフィルが含まれる薬剤を使用して、まぶたの腫れや全身のかゆみ、発疹などの過敏症が出たことがある人は使用できません。
軽度であっても状況によって悪化する恐れがあります。

心血管系の持病や不安定狭心症をもっている人も、アバナフィルの使用で心臓や血管に大きな負担がかかり生命に関わるリスクが高いとされています。
数ヶ月以内に心筋梗塞や脳卒中、重篤な不整脈・冠動脈の既往歴をある人や、6ヶ月以内にバイパス手術など血行再建術を受けた人も同じです。
性行為そのものが負担のかかる行為のため、以上の疾患を患っている人は血管拡張作用を持つステンドラを使用しないでください。

また、アバナフィルの血管拡張作用により血圧変動する可能性があります。
低血圧症や治療を受けていない高血圧症をお持ちの人は、急激な血圧低下によるリスクが高まります。

薬の成分を代謝し体外に排する機能を持つ肝臓と腎臓それぞれに重い障害がある場合も、アバナフィル製剤の服用はできません。
アバナフィルの血中濃度が通常より高く長時間におよび、悪影響をもたらす危険性が報告されています。

網膜色素変性症を患っている人の安全性も確立していません。
網膜色素変性症患者はPDE-6の遺伝的障害を持つケースが症例ながら確認されていて、本来PDE-5という酵素に作用するアバナフィルがPDE-6を阻害する例もありました。
失明につながる恐れも高く、アバナフィル製剤の使用は禁止されています。

アバナフィルの併用禁忌薬

  • 硝酸薬(ニトログリセリン、硝酸イソソルビドなど)
  • 酸化窒素供与剤(亜硝酸アミル)
  • sGC刺激剤(リオシグアト)

作用が相殺、もしくは増強させる効果を持つ薬剤との併用はできません。
特に狭心症や心不全などの治療薬である硝酸薬は、降圧作用の増幅により急激な血圧低下を招き死に至る可能性があります。
硝酸剤にはニトログリセリン、硝酸イソソルビドがあり、ニトログリセリンは内服薬だけではなくスプレー剤やクリーム剤などさまざまな薬剤に含まれていますので、ご注意ください。

亜硝酸アミルなど酸化窒素供与剤や肺高血圧症に使われるsGC刺激剤も、降圧作用に影響することから使用できません。

アバナフィルの効果

  • ED(勃起不全)の改善
    正常な勃起を促し硬度を維持させる効果を持ちます

アバナフィルはED(勃起不全)の原因になり得る酵素を抑制して、陰茎付近への血流を上げることで勃起を促し十分な硬度と持続時間をサポートする成分です。

勃起できない、挿入前に勃起が萎えてしまう、挿入できてもすぐ中折れしてしまう、といった幅広いED(勃起不全)症状に効果が認められています。
体に直接働きかけるため、身体的な不具合に起因する器質性EDだけではなく精神的ストレスが原因の心因性EDにも有効です。

服用から約15分で効きはじめて、薬効はおよそ6時間ほど保ちます。
レビトラと同様の即効性を持ち、適量であれば食事やアルコールの影響もほとんどありません。
飲んですぐ効果が得られるため、性行為までのタイミングをはかるプレッシャーがなくストレスを軽減できます。
加えてバイアグラと同様の勃起力も兼ね備えています。

副作用がないことでも知られていて、バイアグラやレビトラが体質に合わなかった人にも使いやすい成分です。
アバナフィルは2012年に承認された成分で、それまでのシルデナフィルやバルデナフィルの長所を併せ持った効果があるとして注目されています。

アバナフィルの働き

アバナフィルには、勃起を鎮静化させるPDE-5(ホスホジエステラーゼ)という酵素を阻害し、陰茎周辺の血流を改善する作用があります。

正常な勃起は、性的興奮を覚えると脳から陰茎に信号が走り、陰茎周辺の血管内に存在するcGMP(環状グアノシン一リン酸)という物質を大量に作り出すことで起こります。
cGMPは血管拡張作用のある物質で、陰茎動脈や海綿体の血流を高めて膨張と硬度を促します。
射精をするか性的興奮が収まると、cGMPを分解するPDE-5が分泌され陰茎周辺の血流が低下し勃起状態が収束していきますが、PDE-5が過剰分泌されると勃起を正常におこなうことができなくなり、ED(勃起不全)につながります。

成分が分解されるまではPDE-5阻害効果および血流改善作用も続きますので、通常と同様に勃起できるようになり満足いく性行を実現できるでしょう。

性欲を増進したり催淫効果はないため、性的刺激がない状況でなら勃起する心配はありません。

アバナフィルの改善率は73.9%

アバナフィルの臨床試験は、ED(勃起不全)を発症した複数の男性を対象におこなわれました。
治験はアバナフィル含有の50mg錠、100mg錠を服用するグループに分けられ、結果としてどちらの成分量もED(勃起不全)の改善に有効という結果が出ています。

臨床試験前の対象者が挿入に成功した割合は約46%で、性行為を最後までできた男性は約13%ほどという状態でしたが、50mg錠を服用したグループの挿入成功率は64.3%で性行為を終わりまでできた人は57.1%にものぼりました。

100mg錠の服用における成功率はもっと高く、膣内への挿入を成功させられた人は約73.9%にもなります。

アバナフィル製剤を受け取った治験者は、性行の30分前の内服でいずれも満足のいく性行為を得られています。
バイアグラやレビトラ、シアリスなど三大ED治療薬と比較してまだ広く知られていない成分ですが、改善効果の高さと使いやすさから4番目のED治療薬ステンドラとして海外で販売されています。

ジェネリック医薬品や早漏防止効果を持つダポキセチンと配合された早漏改善薬もありますので、ED(勃起不全)を解決する選択肢の一つとして有効です。

アバナフィルの副作用

  • 頭痛
  • ほてり
  • 紅潮
  • 鼻づまり
  • 鼻咽頭炎
  • 背中の痛み

アバナフィルは従来のED治療薬に比べて副作用の発症率が低いとされています。
副作用が現れた場合、多く報告されているのが頭痛、ほてり、鼻づまりです。

頭痛はアバナフィルの持つ血管拡張作用により頭部の大きな神経を圧迫することで引き起こされます。
ほてりや紅潮は血流改善効果により体温が上昇することで起こり、鼻づまりは鼻腔内の血管が拡張することで気道が狭くなるため起こるとされています。

稀に背中の痛みを感じるケースもあるようですが、いずれの場合でもアバナフィルの薬効消失に伴い改善する軽い症状です。

アバナフィルの注意事項

副作用が弱い特徴を持つアバナフィルですが、心血管系に強く働くことから使用には十分な注意が必要です。

アバナフィルの使用に注意がいる人

  • 65歳以上の高齢者
  • 陰茎に構造上の欠陥を持つ
  • 他のED治療薬を使用している
  • 肺高血圧症や前立腺肥大症の治療をしている
  • 出血性疾患もしくは消化性潰瘍を患っている
  • 鎌状赤血球性貧血、多発性骨髄腫、白血病
  • 肝障害もしくは腎障害を患っている

65才以上の高齢者は、加齢による成分の分解と代謝、排出などの生理機能が衰え、アバナフィルの作用が悪影響に変わることがあります。
性行自体が心臓や血管に負担のかかるものですので、服用の際には10mg錠をピルカッターで割るなどして、少量からはじめてください。

年齢が若い方、65才以下の方でも重度の腎機能障害や肝機能障害を患っている方も服用に注意が必要です。
アバナフィルなどの成分は肝臓で代謝され腎臓で排出されますが、機能低下により正常に分解されず血中濃度が高くなる危険があります。

陰茎が折れた折症やペロニー病など、陰茎の構造に異常をきたしている場合は、性行そのものが向きません。
アバナフィルの勃起促進効果で思わぬ悪化を招くこともあります。

過剰摂取もできませんので、同じアバナフィルの限度量を超える服用やシルデナフィル 、バルデナフィル、タダラフィルなど配合された他のED治療薬との併用もしないでください。
ED治療薬ではなくても、肺高血圧症や前立腺肥大症の治療薬に上記成分が使われているため併用注意となっています。

出血性疾患や消化性潰瘍を治療中、もしくはその疑いがある方は、アバナフィルとの併用で血液の抗凝固作用を増進させる危険性があります。
止血が正常におこなわれなくなり、命に関わります。

鎌状赤血球性貧血や多発性骨髄腫、白血病を患っている方に対しては、性的刺激のない状態で4〜6時間以上勃起が続く持続勃起症(プリアピズム)を発症するリスクが高いとされています。
痛みを伴うケースが多いので、違和感を感じたらすぐに医師に相談しましょう。

アバナフィルとの併用に注意がいる薬剤

  • 降圧剤
  • CYP3A4阻害剤
  • α遮断剤

アムロジピンなどに代表される降圧剤は高血圧症の治療に使われています。
アバナフィルには血管拡張効果がありますので、降圧作用を増幅させる可能性があります。
ドキサゾシンなどα遮断剤も血管拡張効果を持つ降圧剤ですので、急激な血圧変動を招きます。
併用でめまいやふらつき、失神などを引き起こす症状も報告されています。

真菌症やHIV治療薬、抗生物質などに使用されるCYP3A4阻害剤も併用に注意がいります。
アバナフィルの血中濃度が上がることで、過度に作用がおよぶリスクがあります。
ケトコナゾール、リトナビル、エリスロマイシンなど多数の種類が出ていますので、薬を使用する際はご確認ください。