ダイトール

ダイトールの特徴

配合されているトラセミドは、1mgあたりの作用がラシックスのフロセミド10mgと同じ働きをします。そのため一番含有量が低いダイトールでも、ラシックスの10倍は強い効果を得られます。

加えて、抗アルドステロン作用もあるダイトールには体内のカリウムを保つ作用もあり、利尿剤の中でも安全で低カリウム血症になりにくいメリットから選ばれることも少なくありません。

飲食による影響も少なく、服用タイミングで効果が弱まることもないため、5mg錠でも強いむくみ改善効果が期待できます。

体内の過剰な水分と同時に蓄積された老廃物もデトックスできるので、むくみだけではなく肌のハリツヤを取り戻しダイエットすることも可能です。

臨床試験においては血圧を下げる働きも確認されたことから、海外の医療機関では高血圧の治療にも利用されている薬剤です。

ダイトールの効果

効果・効能

• むくみ改善
• 体の余分な水分や老廃物、毒素を尿として排出します。

ダイトールは、腎臓と膀胱に作用してヘレンループによる体内の水分吸水を減少させる効果があります。吸収されなかった水分は尿として体外に排出されるため、ループ利尿剤とも呼ばれます。

水分吸収を阻害する際、ダイトールの成分は腎尿細管に含まれるカリウムやナトリウムの吸収も抑制し、血流量が減ることで血圧を低くする作用もあります。そのためダイトールは高血圧症に対しても高い適応性を持ちます。

人の体は加齢やストレス、生活習慣の乱れにより代謝が滞ると老廃物が溜まると、細胞内の水分も多くなり細胞の働きも衰退していきます。衰えた細胞は脂肪細胞に変化していくため、放置すれば落としにくい脂肪やセルライトばかりが増えて肥満症にもなりかねません。

ダイトールは、水分に限らず血液中の老廃物や毒素も一緒に排尿できるため、時間をかけずに優れたデトックス効果も期待できます。

服用してからおよそ1時間ほどで発現し、4〜6時間ほど効果が続きます。体内に残った成分が完全に分解されて消失する24時間後には、薬効もなくなります。

ダイトールの服用方法

連日、もしくは隔日のタイミングで1日1回5gmを水かぬるま湯で服用します。

適用量は症状の重さや年齢によって変わります。初めてトラセミドが配合された薬剤を使う場合は、5mgから開始してください。

ダイトールは成分含有量が違う5mg・10mg・20mgの錠剤が販売されていますが、10mg錠と20mg錠はピルカッターなどで1/2、1/4に分割して使うとコストパフォーマンスを上げられます。効き目が弱いと感じた場合は5mgから用量を増やすこともできますので、症状に応じて適宜変更しましょう。

ダイトール服用時の注意

強力な利尿作用をおよぼしますので、就寝前に飲まないようにしてください。明るい内の服用でも、すぐにトイレに行けない状態の時は服用を避けるのが無難です。

継続して服用すると電解質失調を引き起こす可能性があるため、定期的に血液検査を受ける必要があります。脱水症状が現れることもありますので、服用している間は水分補給も怠らないよう気を付けましょう。

血糖値への影響からめまいやふらつきが生じることもあります。そのため、車を運転したり注意力を要する機械の操作や危険な場所での作業は避けてください。