ヒルドイドクリーム

ヒルドイドクリームの特徴

医療機関でも処方されているヒルドイドクリームは、保水・血行促進・抗炎症の作用を同時に得られ、肌の潤いを取り戻しさまざまな皮膚疾患を改善できる保湿クリームです。

一時的な保湿しかできない通常の保湿剤と違い、ヒルドイドクリームは弱った皮膚構造を回復させることで保水性を改善し乾燥や血行不良に伴う症状の解消に有効です。

症状だけではなく季節の変わり目やアレルギー、年齢、水仕事や紙を扱う仕事といったライフスタイルによる肌トラブルなど多くの原因に対応し、肌のカサつきやかゆみ、ひび割れ、手荒れなどから、ニキビや火傷などの傷跡が元に戻らず凸凹になった状態の改善も可能です。

また、肌の保湿機能が高まり細胞が活性化するため、肌のキメが整い色ツヤが増して若々しくシワのない肌を取り戻したい方にも利用されてきました。

尿素を含まず刺激が低いため、肌に負担がかかりません。病院やクリニックではアトピー・ケロイド治療に用いられている医薬品であり、敏感肌の方でも安全に毎日使えます。

肌に馴染むクリームタイプの保湿剤なので、ワセリン製剤のベトつきが苦手な方の治療・予防薬としてもオススメです。

ヒルドイドクリームには傷跡を軽減する回復促進作用もあります

血行促進作用もあるヒルドイドクリームは、塗布部分の振り角質を剥離させ新しく若い肌細胞の生成を促す働きも認められています。

皮膚代謝そのものを活性化させ、さらに抗炎症作用で赤みや腫れなど肌荒れを抑えられるため、ニキビやシミ、シワ、外傷、炎症跡も悪化することはありません。

またコラーゲン生成に働く線維芽細胞が増えないようにすることで、傷跡など損傷した部分の皮膚の盛り上がりを防ぎケロイド状にならないように元々のキレイな肌を再生させることが可能です。

ヒルドイドクリームの効果

効果・効能

外傷（打撲、捻挫、挫傷）後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎、皮脂欠乏症、進行性指掌角皮症、肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防、凍瘡、血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患（注射後の硬結並びに疼痛）、血栓性静脈炎（痔核を含む）、筋性斜頸（乳児期）

保湿効果と治癒能力を高める働きで肌の乾燥を解消します。

ヒルドイドクリームは毎日塗り続けることで保湿効果を高め、さまざまな皮膚疾患の改善を促す作用を持ちます。

臨床試験では、使用から3日目で塗布部分の角質層が正常な角質層より多い水分量を含む状態になったと報告されました。角質の構造から変化することで潤いが保持され、肌の乾燥によるかゆみやカサつき、赤み、粉拭きなどが改善されます。

さらに、肌のバリア機能として働く角質細胞間脂質の修復も同時にされることから、皮膚内の水分が排出されにくくなり外からの刺激に対しても影響を受けにくくなる肌状態を保てるようになります。

ヒルドイドクリームは市販の塗り薬より保湿効果が高く疾患改善にも有効です

国内の皮膚科やクリニックで処方されるヒルドイド製剤に配合されているヘパリン類似物質は0.3%ですが、ヒルドイドクリームの配合量は0.445%と1.5倍になっています。

保湿作用を向上させ皮脂欠乏症（乾皮症）や進行性指掌角皮症など、さまざまな皮膚疾患の治療に有効な成分がより多く配合されていますので、これまでの塗り薬では効果が弱いと感じた方に最適です。

乾燥肌（皮脂欠乏症）・進行性指掌角皮症の手荒れを治します

湿度が低くなる冬に発症しやすい乾燥肌は、皮脂欠乏症と呼ばれる症状です。環境の変化によるものに限らず、アトピーや加齢が原因になることも少なくありません。

水分の減少はバリア機能を保つ皮脂の減少や潤い不足につながり、カサつきやかゆみ、ひび割れなどを生じますが、ヒルドイドクリームを毎日使用することで改善できます。

手荒れなどを起こす進行性指掌角皮症を予防できます

手や指の皮脂が減ったり摩擦や衝撃など繰り返し負荷がかかることで起こる進行性指掌角皮症は、手荒れを指す症状です。

水仕事やお札や段ボールといった紙製品を触る機会が多い方、刺激のある薬剤を扱う方が特にかかりやすくなっていますが、ヒルドイドクリームでのスキンケアをおこなえば治療・予防することが可能です。指先の皮膚が硬くなる角化やブツブツしたかぶれ、水ぶくれ、落屑なども改善できます。

しもやけや傷跡、打撲に対しても有効です

ヒルドイドクリームは血行促進効果による血液循環の改善もできるため、血液の流れが滞ることで生じる疾患に対しても効果を発揮します。

血行不良による皮膚疾患には主に、寒さや冷えで起こるしもやけ（凍傷）や患部が鬱血して現れる打撲や捻挫の痛み、腫れがありますが、ヒルドイドクリームの成分は傷跡の進行を止めて本来のきれいな肌に再生させる作用も含まれています。

上記の他にも、火傷や擦り傷、切り傷、重症化したニキビでなるケロイドや肥厚性瘢痕といった凸凹の傷跡に対しても、ボコボコの原因になるコラーゲン過剰生成を抑えることで改善できます。

ヒルドイドクリームの使用方法

使用する際は、適量を手に取って手の平に広げた上で患部に塗ってください。強く擦って塗布すると傷を深める原因になるため、力を入れず優しく塗りましょう。

使用回数に関しては上限数はありません。毎日、数時間ごとに細かく塗ると保湿効果が高まると言われていますので、症状の状態に応じて適切な回数使用してください。

使用に適した量は、塗布部分の表面が薄く光に反射したりティッシュペーパーで触れた時くっつく量です。多くても少なくても効果が最大限得られないことがあります。

保湿効果が一番高くなるタイミングは、入浴から5分以内の角質に潤いがある状態です。5分以上空く場合も、化粧水で保湿してからであればもんだいありません。